弊社から設計事務所様への質疑でよくある項目(省エネ計算をスムーズに進めるポイント)

省エネ計算を進めていく中で、弊社からお客様への質疑でよくある項目をピックアップしました。

図面データをお送りいただく際に以下のポイントを押さえていただくと質疑を減らすことができ、お客様のご対応も少なく作業を進めることができます。

<外皮について>
1、複数の図面において面積の不整合が無い
2、複数の図面において断熱材など仕様の不整合が無い
3、外気に接する床がある場合、断熱仕様の表記が漏れていない
4、外壁建具へのカーテンorブラインド設置の有無の確認ができる(天伏図への表記)
5、外壁建具が複層ガラスの場合、中空層の厚さと乾燥空気orガス封入の明記がある
6、1F基礎立上りがある場合、1FLから基礎立上り天端までの高さ寸法の明記がある
7、Low-Eガラス使用の場合、日射遮蔽型か日射取得型かの表記がある

設計段階での仕様変更はどうしてもあるかと思われますが、図面の不整合が無く、また省エネ計算に必要な情報に不足が無ければ、質疑を減らすことができます。特に面積の不整合は適判機関や所管行政庁から必ず指摘が入りますのでご注意いただければと思います。

<設備について>
1、空調熱源の評価において「冷房時定格消費電力(kw)・暖房時定格消費電力(kw)」が機器表に明記されている
2、全熱交換器の評価において「冷房時エンタルピ交換効率・暖房時エンタルピ交換効率」が機器表に明記されている
3、給湯配管保温材の厚さが特記仕様書などに明記されている

空調機器等は「能力(kw)」の明記は一般的ですが、上記につきましても省エネ計算で必要な数値ですので、併せて明記が必要になります。

 

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・省エネ適判・完了検査時の軽微変更について(必要書類・ルートなど)
・建築物省エネ法、適合義務の対象範囲が拡大されます(国土交通省)
・モデル建物法と標準入力法の違い(モデル建物法のメリットと標準入力法が必要な場合)
・省エネ計算、モデル建物法について(手順・マニュアル)
・省エネ計算資料に設備仕様書(カタログ)の添付が必要かどうか
・弊社から設計事務所様への質疑でよくある項目(省エネ計算をスムーズに進めるポイント)
・省エネ計算書類の製本のボリュームについて(用途によるページ数の違い)
・建築物省エネ法に関するQ&A/IBEC建築省エネ機構(外部サイト)
・建築物省エネ法に関するQ&A/住宅性能表示・評価協会(外部サイト)

 

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